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ダンドリ完璧ガイド(知識編)
妊娠の基礎知識

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赤ちゃんができる仕組み
結婚後の子づくりや育児は、ファミリーの幸せ度をアップさせるための、夫婦にとっての大切な共同作業。出産はコウノトリまかせ…ではなく、妊娠・出産の基礎知識くらいは、きちんと頭に入れておこう。
監修/池下育子先生(池下レディースクリニック銀座)

1.まず赤ちゃんができる仕組みを知ろう!
女のカラダ
毎月の月経は、赤ちゃんのためのふかふかベッドの作り替え
子宮イラスト女性のからだは生まれたときからすでに約40万個の卵子を卵巣に持ってるって、知ってる? 思春期以降女性ホルモンの働きによって睡眠状態にあった卵子が目覚めると、女性のからだはある意味、いつでも妊娠可能な状態になって、毎月2つある卵巣のどちらかから排卵が起こり、そこで精子と出会えば妊娠し、出会わなければ月経が起こる、ということを繰り返しているのだ。もしも排卵のあと卵管の先で受精すれば、その受精卵は、卵管を通って子宮にたどり着いて着床し、妊娠となる。これが妊娠。

子宮の内側には子宮内膜があって、これが女性ホルモンの働きによって、周期的に血液で厚さを増すことで、受精卵をやさしく受けとめられるしくみになっている。ただしこのホルモンには寿命があって約2週間で分泌されなくなるので、受精しなければ、この厚くなった内膜ははがれ落ちて血液と共に膣から外へ出される月経に。毎月やってきてユウウツな月経は、赤ちゃんのためのふかふかのベッドを常に新しいものに作り替える役割だ。

男のカラダ
毎日次々と睾丸の精巣で作られる精子。一回の射精で放出される精子の数は1億〜4億個
精子イラスト女性が生まれながらに卵子の元をもっているのに対し、男性は精子をつくり出す睾丸をもって生まれてくる。思春期になって男性ホルモンが活発になると、睾丸の精巣で精子がつくられ、副睾丸で成熟。これが精管に蓄えられるが、毎日次々と新しい精子がつくられるため、いっぱいになるとなんらかの刺激によって外に放出されることになる。コレが射精。この時卵子と出会えば女性は妊娠し、約十月十日の月日を経て無事ベビーの誕生に結びつくことに。1回の射精で体外に放出される精子の数は1億〜4億個。体長0.05ミリメートルのおたまじゃくし型をした精子は、頭部に遺伝情報のDNAがあり、弱アルカリ性の精液に守られながら尾を左右に振って、卵子と出会うために進んでいく。男性の場合、男性ホルモンが生涯分泌されるため、高齢になっても精子をつくることができるので、女性を妊娠させることも可能に。

受胎
卵子と精子が出会って、赤ちゃん誕生のドラマがスタート
女性の卵子と男性の精子が出会うことから赤ちゃん誕生のドラマがスタート。排卵後卵管采というひだ状の突起で卵子を卵管へ送り込む。一方、普段は粘りけがあり酸性でバイ菌を寄せ付けない子宮頸管が、排卵期だけはさらさらの弱アルカリ性になって精子を通りやすくする。
受胎イラスト
卵管内で卵子に出会った精子は、卵子を取り囲むように集まり、1個の精子が卵子に入り込むと卵子の表面が反応を起こして他の精子は入り込めなくなる。


精子の核と卵子の核が合体すると分裂を繰り返しながらゆっくりと子宮へ向かって移動していく。 受精卵は子宮にたどり着くと子宮内膜に接着する。この着床が受胎。

いつHすれば妊娠できるのか?といえば、排卵された卵子が受精できるのは24時間。卵管までたどり着いた精子の寿命も3日ほど。しかも普段は閉ざされている子宮口が粘液で満たされて精子が入れるのは排卵前後の3〜4日だけ。つまり、受精できるのは排卵の3日前から排卵後の1日の、4日間だけ。妊娠したいカップルはこのタイミングをねらって。

2.いつ産む?いつまで産めるの?
カラダのタイミング
結婚するふたりのライフプランによって、出産や育児のタイミングはさまざま。ただ、医学的には子宮の発育をはじめとするからだの準備、親になるための心の成長などを考えて、女性が25歳前後の出産が理想的とされる。
栄養状態も良好な現在は、昔に比べて妊娠・出産の可能時期が幅広くなっているコトは事実。ただし、からだ以外の、経済的な事情や女性のキャリアプラン、育児期間と仕事の定年の関係など、あらゆる条件を踏まえたうえでの子づくりプランを考えることも必要。また、共働き家庭では子どもの面倒を見てもらえる両親の年齢や健康状態なども考慮に入れたいもの。

高齢出産って呼ばれるのはいつから?
35歳以上で初めて妊娠・出産する場合のこと。ただ実際には30代前半と後半では体力的に大きな差はない。医学的には子宮筋腫や子宮内膜症などが多発する年齢だったり、高血圧や糖尿病などの成人病になりやすい時期だったりしてデメリットが強調されることが多いが、体質によるところも大きく、医学は確実に進歩しているので、あまり心配しないように。一応の目安としてとらえておこう。


仕事のタイミング
仕事をしている女性にとって妊娠・出産はある意味、自分のライフプランについて改めて見つめ直すいいチャンス。会社を辞める辞めないにかかわらず、まずは妊娠がはっきりした時点で早めに上司に報告しておこう。妊娠を機に退職する人の場合は、辞めるタイミングによって健康保険から出る出産手当金の額が違ってくるから要注意。出産後も仕事を続ける人は、妊娠中から仕事復帰後の態勢を整えておくことが大切。特に子どもの預け先については、保育園や保育ママなどの保育環境についての情報を集めておこう。また、ワーキングマザーの各種優遇措置もあるので、それらをうまく活用しよう。
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